ペイントソフト openCanvas ヘルプ
レイヤーの結合と統合

ペイントソフト openCanvas ヘルプ index > レイヤについて > レイヤーの結合と統合

レイヤーの結合と統合

レイヤーを多く作ると openCanvas が使用するメモリが増加します。 このため、レイヤーの多いキャンバスでは、保存するファイルのサイズが大きくなったり、openCanvas の動作が重たくなったりします。 このような状態を避ける場合や、描画する際にレイヤーをまとめる場合は、レイヤーの結合や統合を使用します。

下のレイヤーと結合

[下のレイヤーと結合] はアクティブレイヤと下のレイヤーを一枚に結合する機能です。
アクティブレイヤーがテキストレイヤー、または下のレイヤーがテキストレイヤーの場合、自動的にラスタライズして結合されます。 下がレイヤーセットの場合、レイヤーの結合はできません。

基本的に [下のレイヤーと結合] が綺麗に実行できる条件は、アクティブレイヤと一つ下のレイヤーが同じ合成モードのときです。 これは、演算状態がレイヤー全体で決定され、レイヤーの一部分の演算を変更することができないからです。 各レイヤーの合成モードが異なるほど、結合はうまくいきません。 ただし、一つ下のレイヤーが [通常] モード、かつ、レイヤマスクが完全に不透明、かつ、レイヤーの不透明度が 100 % の時は、アクティブレイヤの演算が異なる場合でも綺麗に結合できます。

異なる合成モード同士のレイヤーを結合する場合、[表示レイヤーの結合] を使用します。

レイヤーセットを結合

[レイヤーセットを結合] はセット内のレイヤーを1つのレイヤーに結合する機能です。 結合されたレイヤーのレイヤー名、不透明度、合成モードは、アクティブレイヤーセットと同じになります。
セット内にテキストレイヤーがある場合、自動的にラスタライズして結合されます。
レイヤーセットの合成モードが [通過] の場合、合成モードは [標準] として結合されます。

基本的に [レイヤーセットを結合] が綺麗に実行できる条件は [下のレイヤーと結合] と同じです。

異なる演算同士のレイヤーを結合する場合、[表示レイヤーの結合] を使用します。

表示レイヤーの結合

[表示レイヤーの結合] は表示状態にしているレイヤーをすべて一枚のレイヤーに結合する機能です。
テキストレイヤーは自動的にラスタライズして結合されます。

表示レイヤーと背景を統合

[表示レイヤーと背景を統合] は表示状態にしているレイヤーをすべて一枚のレイヤーに結合する機能です。
[表示レイヤーの結合] との違いは、結合されたレイヤーのレイヤマスクは完全不透明化されます。 つまり、結合前のすべてのレイヤーが透明だった部分は画像背景色になります。
テキストレイヤーは自動的にラスタライズして結合されます。